DIYレポート
得意と苦手は紙一重?「チャレンジ」と「意識改革」がDIYを楽しむコツ

得意と苦手は紙一重?「チャレンジ」と「意識改革」がDIYを楽しむコツ

24

2020

Jan

DIYに関して「興味はあるけど苦手」という方は意外と多いようです。もしかしたら、あなたもそうではないですか? 具体的に苦手な理由はなんでしょうか?

今回は、実際にDIYが苦手という江口さんが「アリストを使ったDIY」にチャレンジしてくださいました。作り方の手順紹介ではなく、「苦手意識がどこにあるのか?」を探ろうという試みです! 

結果からいえば…江口さんの手際はとてもよく、作業指導を予定していた副編集長の河田さんも「いったい、何が苦手なの?」という状況に(笑)。

でも、江口さん自身は今回のDIYをやるまで「苦手意識」をお持ちでした。いったいその原因は何だったのか?探っていきましょう。

苦手意識はどこ?ポイントをチェック

江口さんチャレンジ前

今回DIYに挑戦する江口さんは、公共工事などを担う企業の社長さんです。石川県小松市から東大阪市の和気産業本社まで、わざわざ車でお越しくださいました! 今回は、アリストレシピの中から「基本1」を選択。いよいよDIYチャレンジのスタートです。

アリストって何?という方は、こちらをチェック

 DIY最初の一歩「設計」

河田さん
河田

今回はレシピ通りに作ります。苦手意識のある方は、レシピを活用しましょう。設計の中でも特に重要なのはサイズを測ること。これをいい加減にしてしまうと、組み立てができなかったり、使いたい場所に入らなかったりします。

江口さん
江口さん

なるほど。まずはこういった地道な準備が大切なんですね。

きちんと測る
きちんと測ろう!

これがなくちゃ始まらない「材料と道具」

河田さん
河田

レシピに載っている通りに材料と道具をそろえます。1×4材はホームセンターのカットサービスを利用しました。

江口さん
江口さん

こういったホームセンターの使い方も知っておくと本当に便利ですね。

アリスト基本1
河田さん
河田

「基本1」は少し特殊な構造で、「差込みクランプ首振り」を使うことで足を斜めにすることができます。斜め足は角度が決まってしまうため、棚板の高さと奥行きは変更できません。

江口さん
江口さん

今回は、幅だけ1600mmに決めさせてもらいました。

河田さん
河田

このあたりも、最初はレシピ通りにやれば問題なくできると思います。

きちんと並べる
材料と道具はしっかり揃えて並べておこう

「塗装」 で大事なのは塗ることよりも準備

河田さん
河田

木材を使うDIYは塗装に一番手間がかかります。塗る作業はそんなに難しくありませんが、丁寧に塗り重ねていくときれいに仕上がります。ここは準備が大切! きちんと養生シートを敷きましょう。

江口さん
江口さん

はい。しっかりと丁寧な準備を意識します。

江口さん塗装

「初めての道具」を使うときは?

河田さん
河田

アリストのパイプを専用のカッターで切っていきます。新しい道具を使うときは、教えてもらって練習してから使うほうが失敗は少なくなります。教えてくれる人がいない場合は使い方の動画を探して参考にするのがおすすめ。DIYのハウツー動画は、探せば結構ありますよ。

江口さん
江口さん

事前に動画で学習しておくと作業もスムーズに進みそうですね。

パイプ専用カッターを初めて使う
初めて使う道具はあらかじめ使い方を動画などでチェック!

得意不得意の分かれ目?「丁寧な作業」

河田さん
河田

仕上がりを意識するなら、丁寧に作業することが大切。切断面がギザギザ(バリ)になってしまう、アルミパイプのバリ取りもするとしないでは大違いです。 

江口さん
江口さん

はい。最後まで気を抜かず、丁寧に仕上げていきたいと思います。

失敗も味わい

河田さん
河田

アルミパイプは柔らかいので組み立て作業中に少し傷がついてしまいましたね。そんな時も後から黒の油性マジックで補修することが可能です。今回はそこまでの傷ではないですし、これも「味」ということで、そのままでもいいでしょう。

江口さん
江口さん

そうですね(笑)。それでは、これで完成ということでいいでしょうか?

河田さん
河田

はい! バッチリです!

初めてのDIY完成

DIYを楽しむ秘訣!得意な人の考え方

河田さん
河田

江口さん、お疲れさまでした。DIYは苦手とお聞きしていたのですが、あまりに手際がよく、僕の活躍の場がありませんでした(笑)。DIYに挑戦してみていかがでしたか?

江口さん
江口さん

河田さんの指導のおかげで作業がとてもスムーズで、何よりやっていて楽しかったですね。 

実際に作りあげていく工程は楽しめましたし、私が苦手と思っていたのは、サイズの計測などの下準備を面倒に感じていたからかもしれません。

河田さん
河田

たしかに慣れないうちは準備も面倒に感じるかもしれませんね。慣れてしまえば、サイズの計測や塗装の段取りも難しいことではありません。また、そういった丁寧な下準備が出来上がりを左右することがわかれば 準備さえも楽しめるはずです。

江口さん
江口さん

なるほど。DIYが得意な人は準備も組み立ても丁寧で、そういう作業をいとわない。これもDIYを楽しむコツなんですね。

そういえば、アルミパイプについた傷を「味」と言ってもらえたことも私にとっては発見でした。小さなミスを「失敗」と受け取るか、「味」と受け取るか。

河田さん
河田

あまり小さなことを気にしすぎても楽しめないですからね。プラスに受け取る気持ちはDIYを楽しむ秘訣ですね(笑)。

まずは興味のあることから、いろいろなDIYに挑戦してみてください。

江口さん
江口さん

今回は自分が苦手だと思っていたDIYを楽しむことができました。何を苦手と思っていたのかもわかったので、今日をきっかけにDIYに対する苦手意識もなくなる気がします。本当にありがとうございました。

本当に苦手?まずはDIYにチャレンジしてみよう!

江口さんとアリスト完成品

今回はDIYが苦手という江口さんをお招きしてのDIYチャレンジ。見ていた編集部員も「本当に苦手なの?」と首をかしげるほど手際よくアリストを組み立ててくださいました。

判明したのはDIYが苦手というより、その準備が少し面倒だと感じていたことでした。わからないことがあれば、動画で調べたり、ホームセンターでアドバイスをもらうこともできます。

まずは、「挑戦してみる」「何事もプラスに受け取り楽しむ」ということを意識して、DIYにチャレンジしてみると苦手と思っていた方もDIYにハマるかもしれませんよ。

江口充さんプロフィール

石川県小松市で道路、河川、海岸などの土木工事をしている(株)江口組の4代目社長。「地域の安心安全、そして住む皆さんの豊かで笑顔あふれる生活を創る」という想いを持ち日々頑張っています。小松市にある「カレーの市民アルバ」というカレー屋さんが大好き過ぎて、巷ではカレー王子と呼ばれています。

江口組HP:http://eguchi-gumi.jp
ブログ:https://ameblo.jp/c-egu/
twitter:https://twitter.com/eguchance

※この記事の内容は、2018年7月時の取材を元にしています。会社名や登場人物の年齢、役職名などは当時のものになっている場合がありますので、ご了承ください。

2020.01.24
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