壁のちょこっと補修は難しい?最適なやり方を編集部が探ってみた!
18
2020
Nov
長年住んでいると、壁紙がめくれてきたり、汚れやピンあとが気になったり…。ちょっとした困りごとをおもちのご家庭も多いと思います。
そんなとき役立つのが、建築の友さんの補修アイテムシリーズ。
いいものマガジン編集部の角田さんも、「壁の破れを直したい!」と、補修にチャレンジしました。
そしてアドバイスしたのは、和気産業の新井さん。
新井さんは、こちらの記事にも登場中!
新入社員の新井さんは、社内の商品勉強会で補修アイテムのことを学んだところです。
建築の友さんから教わったとおりに壁紙と床の傷を補修すると、元の傷がわからないくらいキレイになって驚きました。
建築の友さんいわく、使い方がイメージできる商品が多いため、説明書を読まずに補修し始める方が多いのですが、正しい使い方とコツをおさえるともっとキレイな仕上がりになるそうです。
今回は、角田さんがチャレンジした成果と、新井さんがさらにチェックし、実験してわかった「コツ」を紹介します。
INDEX
壁の補修『クロスの型取りキット』で知っておきたい2つのコツ!
まずはこちら、角田さんがチャレンジした壁の補修です。
型どりは補修範囲に合わせて先にカット!
今回は、パテと型どりを使って周囲と同じ凹凸を再現できるという『クロスの型どりキット』を使ってみました。
でも最初は型どりがうまくいかなかったんですよね…。
そもそも、型どり材がなかなか広がらなかったんです。破れの範囲が広すぎて、このキットでは対応できなかったのかなと思いました。
それを聞いて、和気産業メンバーで検証してみたんです。確かにパッケージから出したものをそのままお湯に入れても、広がってくれませんでした。
そこで今度は、4等分に切ってからお湯で柔らかくしてみました。範囲が広い場合は、このように型どり材を分割して、型どりしてもらうのが良いと思いました。
型どり材は温度が低く固形状態のときは青、温度が上がり柔らかくなったときは透明になります。
だから、型どり材をお湯につけたら透明になるまで待ち、割り箸などで引き上げて、定規や下敷きなど平らなもので壁に押しつけてください。青くなったら型どりができた合図です。
再度、新井さんに教えてもらってチャレンジしたところ、何とか型どりができました。型どりキットは、そこまで大きく広がるものではないことを、最初に知っておくと良かったかもしれません。
壁紙の素を塗るときは指で薄~くのばすこと!
型どりの次は、のりを塗って壁紙の素を貼っていくのですが、ちょっと分厚くなっちゃったかなぁ~と思ってます。
遠くから見るとわからないので、補修としては成功だと思うんですけど。
そうですね。特に「壁紙」と「壁紙の素」の境目は分厚くなりやすいと思います。
それを防ぐためには、2つのことに注意してもらいたいと思います。
1つめは、壁紙の素は、なるべく壁紙と同じ厚さになるよう塗り広げること。指ですくって指で広げるのがおすすめです。
指でやるといいんですね! 知りませんでした。
2つめは、壁紙と壁紙の素の境目部分を外側に広げながら、余剰を取り除くことです。
このとき、壁紙の素が床にポロポロと落ちてしまうので、新聞などを敷いておくといいですよ。
そしてこのあと、さっきの型どり材を押しつけて完成ですね。
なるほど、改めてコツを教えてもらうと、今回の補修ももっと上手にできたのかも…と思いました。
家の壁の補修したいところはいくつかあるので、またチャレンジしてみたいです。
はい。回数を重ねるごとにコツがわかって、より上手にできるのではと思います。壁紙でお困りの方は、よかったら試してみてくださいね!
※この記事の内容は、2020年9月時の取材を元にしています。会社名や登場人物の年齢、役職名などは当時のものになっている場合がありますので、ご了承ください。