DIYこぼれ話
DIY系資格「DIYアドバイザー」「DIYリフォームアドバイザー」「DIY工作アドバイザー」徹底比較!

DIY系資格「DIYアドバイザー」「DIYリフォームアドバイザー」「DIY工作アドバイザー」徹底比較!

15

2022

Mar

DIYが普及し、関連した資格も増えています。似たような名前のものが多く、「同じものじゃないの?」「何がどう違うの?」と思われる方も多いのではないでしょうか。 

そこで今回は、 

という資格について、それぞれ調べてみました! 

DIYアドバイザー関連資格はすべて、主催団体が違う 

まず、主催者の団体が異なります。 

DIYアドバイザー資格各種:主催団体

DIYアドバイザー:一般社団法人 日本DIY・ホームセンター協会 

DIYリフォームアドバイザー:一般社団法人 住環境教育協会 

DIY工作アドバイザー:日本生活環境支援協会(JLESA) 

「日本DIY・ホームセンター協会」は、DIY用品の製造メーカー、卸売業者、ホームセンターなどの小売店が加盟する業界団体です。DIYの普及と産業の発展を目的として、1977年に日本DIY協会として発足しました。 

「住環境教育協会」は、広島市にある団体で、美しいまちづくりや住まいや暮らしに関する人材を育成することを目的に開設されました。 

「日本生活環境支援協会」は、生活における技術の各スキルの水準がある一定以上であることを認定することで、人材の育成を行なうことを目的としているようです。DIY工作アドバイザーだけでなく、手芸、料理、ペット、美容・健康など、多くの資格試験の企画、運営をしています。 

団体の設立目的から見ても、違う資格であるということは何となくわかると思いますが、具体的に何が違うのか、表にまとめてみましょう。 

3つの講座を徹底比較。難易度には差がある? 

3つの資格試験の違いは以下のとおり。実技試験があるのは、「DIYアドバイザー」のみなので、難易度の高い資格といえそうです。現在は主にホームセンターなど、お仕事でDIYに関わっている方の受験が多いそうです。 

DIYアドバイザーDIYリフォームアドバイザーDIY工作アドバイザー
内容と役割DIYの指導・相談にたずさわる人のための資格
一般のDIYerに対し指導助言や、講習会などの講師を行なうとともに、DIYの普及と発展に寄与する人材を育てる
快適な住空間創造を願う生活者やDIY型賃貸借物件に対して、アドバイスや実践指導のできる人材として認定する資格
自らの住まいのため、他者へのアドバイスや実践指導を行なう人材を育てる
DIYに必要な知識や基礎を理解しているだけでなく、道具を使用し、家具などの製作に関してアドバイスできる人へ認定される資格
受験資格試験が行われる年度の4月1日における年齢が満18歳以上であることDIYリフォームに関心がある方 特になし
試験概要試験は毎年1回
一次試験(学科)と二次試験(実技)にて合否を決定
①会場講座 会場&オンライン同時配信(4月・10月) 
②在宅講座(Web講座)随時受講可能 
2カ月に1回
試験内容①学科研修 
②一次試験 
全国200カ所の会場にてCBT方式(コンピューター使用)で実施 
③実技研修(一次試験に受かった人のみ) 
東京と大阪で実施 
④二次試験 
東京と大阪で実施 
①事前Web講座 
②会場またはオンライン受講&認定試験 
在宅受験 (随時実施)
答案提出期限のみが定められている
受験料14,630円(税込) 
※合格者のみ、別途登録料14,300円(税込)が必要 
42,300円(税込)  
※試験料6,000円、登録料8,000円、テキスト3,300円を含む 
10,000円(消費税込) 

3つの試験はいずれも受験資格は特になく、だれもがチャレンジできる資格となっています。特に在宅受験のみとなっている「DIY工作アドバイザー」は、もっとも合格しやすい資格といえそうです。「DIYリフォームアドバイザー」については受験料がもっとも高くなっていますが、受験料8,000円の月例試験も、新たに設定されていました。 

DIYを極めれば極めるほど、「もっと知りたい!」という気持ちが高まってくるもの。実践するだけでなく、正しい知識を深めたいという場合に役立つのが、資格ではないでしょうか。自分にあった資格を見つけて、チャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。 

※この記事の内容は、2022年1月時の取材を元にしています。会社名や登場人物の年齢、役職名などは当時のものになっている場合がありますので、ご了承ください。 

2022.03.15
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