なめたねじや木割れなど、DIYでよくある失敗の対処法は?DIYに詳しい和気産業社員のアンケート結果を公開!
28
2023
Oct
DIY情報に、いつもアンテナを張り巡らせている、和気産業のあらいもん。ある日、X(旧Twitter)のこんな投稿に注目しました。
「めちゃくちゃ、なめてしまったねじ(※)、どう対処すればいいですか?」という話題で盛り上がるツイートを見つけたんです。いろんな人が、実にさまざまな情報をアップしていて、面白いなと。
※ねじの頭部がつぶれた状態のことをいいます。
確かに!反応されているみなさんの意見が様々で面白いですよね。
そうなんですよ。これって、ちゃんと情報として集まっていたら、人の役に立つんじゃないかと思って。いいものマガジンで取り上げてみるのはどうでしょう?
いいですね~。せっかくなら、DIY専門商社である和気産業のメンバーに聞いてみるのはどう?
じゃあ、早速アンケートをとってみますね!
ということで今回、DIY専門商社である和気産業の社員(回答者43名)に「DIY困りごとの解決法」について、アンケートをとりました。その結果をご紹介します!
INDEX
Q1 ねじがなめたとき、あなたはどう対処しますか?
1つめの質問は、ねじがなめたときの対処法です。ベスト3がこちら!
圧倒的に「専用工具・道具」という答えですね。
専用工具の中でも圧倒的支持があったのが『ネジザウルス』で、その次が『ネジやま救助隊』です。
ねじトラブルに特化した工具・道具はやはり信頼感があるんですね。『ネジやま救助隊』は、ドライバーとねじみぞのスベリを防ぐ摩擦増強液です。
「あきらめる」という、潔い意見もあるんだ(笑)。
ねじのなめ具合によりますよね。軽いものなら簡単に解決できるパターンもありますが、そうでない場合は、あきらめるしかないこともありますし。
なるほど。ねじのなめ具合の度合いも、大事かもしれませんね。
Q2 木材をビス止め中に木割れしたとき、あなたはどう対処しますか?
2つめの質問は、木割れしたときの対処法です。ベスト3がこちら!
接着剤を使うという回答が多かったのですが、使い方は「割れ目にボンドを流し込む」「木くずを瞬間接着剤でうめる」など、いろいろでした。
割れ方が単純な場合は、私も接着剤を流し込んでクランプで挟み乾燥させています。木くずとボンドを使って補修される方は、同じ箇所に再度ねじを打ちたいとか、後が残らないように消してしまいたいなどという目的が明確にある方じゃないかなぁと思います。
木割れの程度の差もあるんでしょうね。ちょっとした木割れなら、そのままにして問題ない場合もありますし。
確かにそうですね。予防法としては「下穴をあける」というのが一番いいようです。
失敗したくないという方には、有効な方法かもしれませんね。
Q3 木材をカットして断面が斜めになったら、あなたはどう対処しますか?
3つめの質問は、木材の断面が斜めになってしまったときの対処法です。ベスト3がこちら!
やすったりけずったりするという方が、一番多かったですね。
これも、断面がどのくらい斜めになったかによって、違いますよね。
そうですよね。どうしようもなかったら、カットしなおすか、木材を交換するしかないですし。
気にしない、そのままにするという方の中には、「あえて斜めにした、芸術的な物にシフトする」という意見もありました。
私は、普段はガイドを使って手のこで切りますが、ひどく斜めになってしまったら、上下ひっくり返してもう一度切ることもあります。
どちらも、DIYらしくていいですね!
Q4 木材に残った値付けシール痕のはがし方やコツはありますか?
最後の質問は、DIYトラブルとは少し違うのですが、気になっていることを聞いてみました。シール痕はがしの方法です。ベスト3がこちら!
和気産業の社員は、製品の良さを知っているから、専用の道具を信頼しているって、ことなんでしょうね。
手ではがすという人も多いですが、手だけでやる人、身近な道具を使う人、さまざまでした。
どんな道具を使っても、シール痕はがしって、結局地道な作業ですもんね。
【結論】「これがベスト」はないけれど、DIYだから自分が納得できればそれで良し!
DIYアドバイザーの資格をもっている人も多い、和気産業の社員。そうした知識がある人でも、「なめたねじ」「木割れ」「斜めカット」の対処法のベストアンサーを見つけるのは難しいようでした。
「ねじ」ひとつとっても、困りごとの度合いや悩みの深さって、人それぞれだから、回答もひとつじゃないってことかもしれませんね。
各回答の中にいくつか、「気にしない」「あきらめる」といった回答もありましたが、それもDIYだと思いますね。
DIYに正解はないから、やった本人が納得すれば、それが一番ってことですよね。改めて、人によってやり方も楽しみ方も異なるDIYって、面白いなぁと思いました。
トラブルも含めて面白がる、そんなマインドで多くの方にDIYを楽しんでもらえたらうれしいです。
※この記事の内容は、2023年5月時の取材を元にしています。会社名や登場人物の年齢、役職名などは当時のものになっている場合がありますので、ご了承ください。