はい、ホッとしました。ただ関西以西のバイヤーさんたちは、残念ながら来られない方も多かったです。

とはいえ、2024年の来場者数累計は60,225人、2023年の56,408人よりも上回る結果となりました。

昨年同様、誰もが入りやすい開放感のある展示にしました。

おかげさまで新商品を期待して来場くださる方が大勢いらっしゃいます。16の新商品（シリーズ含む）に加え、数々の参考出品（※）にも興味を持っていただいたようです。

※参考出品：商品化する前に市場の反応を見るための出品

PB（自社開発品）とともに、NB商品（ナショナルブランド）もメーカーさんのご協力で体験をしていただくことができました。PBとNBを合わせて紹介できる弊社の強みが、活かされた展示になったと感じています。

通路は昨年よりもさらに広くなった印象です。

また、130cm程度の低い棚を配置し、奥まで見えるような設計になりました。そのため、より開放感がアップしましたよね。

それを感じていただけたらうれしいです。和気産業は他のブースと違って、撮影OKにしています。それは誰に対してもオープンなブースであることをお伝えし、気軽に入ってもらいたいと思っているからなんです。 

そうですね。私の体感でも3日間通して、非常に楽しい雰囲気になったと感じます。

来場したみなさんに楽しさを感じてもらえたのは、体感できるコーナーを多数設置したからではないでしょうか。

あれだけの数の体感・実験コーナーがあるブースは、珍しいんじゃないかと思います。

吸音材、コーティング、コーキングガン、ニコラス、両面テープ、ヘンケルジャパン、アンブレイカブル、キャスタースリッパ、防災用品、全部で9カ所用意しました。 

DIYショー終了後、営業さんにアンケートをとったんですが、体感コーナーでダントツ人気だったのは、コーキングガンでしたよ。

1位コーキングガン、2位コーティングスプレー、3位アンブレイカブルでしたね。

シリコンシーラントより粘度が高い、変成シリコンを楽に押し出せる高トルクの「変成シリコン用コーキングガン」と、シリコン用の低トルクと変成シリコン用の高トルクの切替機能、垂れ防止機能のON・OFF可能、ノズルカットカッター付きの「トルクチェンジコーキングガン」を展示しました。従来のコーキングガンと比べて、軽く握るだけで押し出せるのを体感してもらいたかったんです。

はい。実際に試したことで「変性シリコンの押し出し感触の違いがわかった」「既存品との違いがよくわかった」などの声があがりました。

以前ご紹介したコーティングスプレーが人気で、「人口大理石シンク用」「換気扇用」が出たんです。今回は、その実力を体感してもらえるコーナーも作りました。

坂田さんは、コーティングスプレーの実力をすでに体感してくださっていますからね（笑）。今回は、開発担当の長谷川さんが、実演されたんです。

サンプルを配っていたのですが、あっという間になくなってしまいました。

私が担当していた防犯ベルト、アンブレイカブルのコーナーでは、2つの体験をしてもらいました。1つめは、「アンブレイカブルを自転車に巻く」というもの。

ただ、これはあまり人気がなくって（苦笑）。

そうかもしれません。でも2つめの「アンブレイカブルを切る」は人気でした。

そうですよね。3日間通して、たまたま見に来たという方、切れない強いチェーンをまさにお探しだった方など、幅広い方々に試していただきました。

大きめのボルトクリッパーでのカット体験により、素材がしなやかなアンブレイカブルに刃が上手く食い込まず、切れにくいことが伝わったのではないかと思います。

力自慢の方が意気揚々と挑んでは切れずに、「うそでしょ！？」と言いながら何度も刃を入れている姿を見て、他の方も興味を惹いて覗きに来る…といった流れも何回か起きていました。

「カットまではいいや…」と遠慮がちのバイヤーさんには、「まだ誰も切れてないので、これで切れたらサンプル品をプレゼントします」と言って挑戦してもらう場面も。もちろん誰も切ることはできませんでしたよ。

その雰囲気が伝わって良かったです。来場者の方にも楽しんでいただけたのではと思います。

コロナ禍はイレギュラーで、オンラインのみの開催や人数制限があったので、これまで関わったのは2021年の生配信と2023年、2024年です。

準備は大変ですが、お客さんに楽しんでいただけると、こちらもうれしくなります。

普段お客さんと直接お話をする機会があまりないので、会場で来場者の方とお話をして感想や意見をいただけたことは、展示会ならではのいい経験だなと感じました。

DIYショーでは、他社がやっていなくて和気産業では当たり前のことがあります。

それは、「写真撮影OK」ということ。通常、展示会は写真撮影が禁止されていることが多いのです。秘密を守りたいから。

でも、見てもらうための展示会なのですから、写真はOK、もちろんSNSも大歓迎だと私たちは考えています。

ちょっとアヤシイ雰囲気の方も来られますが（スパイ？）、そこは堂々とお迎えしております。

「写真、いいんですか？」と興味を示してくださるお客様のためにしていることなんです。

2025年のDIYショーは8月21日（木）～23（土）の開催が、すでに決まっています。ぜひみなさんも遊びにいらしてくださいね！