編集長からのおたよりvol.6-お客さまの困りごとを解決したい
06
2020
Jul
こんにちは。編集長の鈴木です。
和気産業の社員が自分たちで使うために考えた「飛沫防止パーテーション」は、当初商品化は考えていませんでした。
アイデア商品『飛沫防止パーテーションサスだけ』誕生秘話
商品化の背中を押してくれたのは、私の友人であるラムちゃんこと前川弘美さんから5月19日にもらったメッセージでした。
ちょうど緊急事態宣言が解除の日が近づき、お店を再開するための準備を始める時期だったのです。
私はラムちゃんから、かろんと呼ばれています。
ラムちゃんこと前川さんは、東京の上野と神保町で飲食店を3店舗経営されている社長さんです。音楽とラムチョップが大好きな彼女のお店は、さまざまな年代のお客様でにぎわっています。私も何度も足を運んでいる大好きなお店です。
最初はパーテーションの板が欲しいという話でした。15個から20個作りたいのだけれど、板を固定する方法は決まっていないようです。ポイントは「なるべくカンタンに誰でも作れるように」ということ。
そこでお店の画像を送ってもらい、そこからラムちゃんとお店のイメージを踏まえながらいろいろと意見を交わして、「サスだけ」タイプの導入となりました。
ただひとつ、問題が!
「サスだけ」に最初から付いているのは強力な粘着テープです。大きくて重いボードでも倒れてくることはありませんが、移動することができません。強力な粘着テープを外すのは、ひと苦労だし、剥がした跡が残るのも困ります。
そこで、のり残りの少ないタイプのテープに貼り変えることを提案しました。
のり残りが少ないタイプでもがっちりと固定するので、お料理のサーブの際やお客さまが移動されるときに体が当たったとしても、倒れてしまうことはありません。
オープンキッチンだから、ラムチョップのじゅうじゅう焼ける音も楽しみのひとつ。
でも、火が近いので燃えやすい素材は危険ですね。今回は半透明のポリカーボネートを選んでいただきました。
受付はお客様の顔が見えやすいように透明の板。燃えやすいアクリルではなく、PETを使ってくださっています。
そして、外したいときは、剥がすこともできます。また、板だけ外しておくこともできるのです。
ラムちゃんからいろいろとお店の状況を教えてもらうことで、使う人たちに本当に喜んでもらえるパーテーションを考えることができました。
ラムちゃんのブログを見てご注文を下さったお店もあります。リピート購入の方も増えており、私たちとしては大変嬉しい限りです。
和気産業はDIY商品の卸売をする会社です。でも、モノを売るだけじゃない。モノを紹介するだけでもない。
お客様が困っていることをお聞きして、相談しながらDIYでできることを一緒に考えて実現することが私たちのミッションなのです。