DIYレポート
DIYショー恒例「音楽好きの部屋」が、ゲーマー要素を加えリニューアル!新旧徹底比較

DIYショー恒例「音楽好きの部屋」が、ゲーマー要素を加えリニューアル!新旧徹底比較 

14

2022

Nov

DIYショーの和気産業ブースでは恒例となった「音楽好きの部屋」のディスプレイ。2016年から5回に渡ってシリーズ化されてきました。(2020年は新型コロナ感染拡大のため、展示なし)

この部屋を担当していたのは今年61歳になる河西さん。ご自身の音楽好きが高じて、自分の部屋をDIY。その部屋をDIYショーで再現し、「大人の渋さ」や「音楽好きを唸らせるディスプレイ」の数々で会場を沸かせてきました。

しかし2022年から担当交代。入社3年目、25歳の水野さんが新たな風を吹き込んでくれました。今年の目玉は、七色に光るライト!

一体どんな音楽部屋に仕上がったのか? 新旧の部屋の比較と共にご紹介します!

音楽好きとして受け継がれた点も「ギターやベースは吊して飾る」 

DIYショー「音楽好きの部屋」2021年と2022年の比較
鈴木さん
鈴木

すっかり恒例となった「音楽好きの部屋」。担当が河西さんから水野さんに交替しましたが、今回も大好評でしたね。 

水野さん
水野

ありがとうございます。DIYの知識も経験も浅いので、先輩方にご協力いただいた結果だと思います。特に河西さんには、さまざまなアドバイスをいただきました。 

鈴木さん
鈴木

 確かに、河西さん時代から使っている「ウォリスト」や「ラスティー」は今回も使われていますね。

河西さん
河西

音楽好きは関連機材が多いので、壁全体を大容量の収納として使えるウォリストは欠かせません。また、ギターやベースは、ネックを守るという意味でも立てた状態で収納したい。ギタースタンドを使うと床面積をとりますが、壁に吊すことでスペースも確保できるし、飾る楽しみも生まれます。 

水野さん
水野

 そこは自分も同意見だったので、取り入れさせていただきました。 

ゲーム好きの常識に会場もビックリ!七色に光る部屋の正体は? 

2022年DIYショー音楽好きの部屋 七色に光る部屋
鈴木さん
鈴木

 受け継がれた点があった一方で、お2人の意見が対立した場面もあったと聞きました(笑)。 

水野さん
水野

自分は音楽好きに加え、ゲーム好きでもあります。そのため、河西さん時代のディスプレイにはなかった、ゲームのためのデスクやゲーム関連のグッズを片付けるスペースが必要でした。 

河西さん
河西

それはわかるんですが、彼から「壁を七色に光らせたい」という発言がでたときは、正直驚きましたね。 

水野さん
水野

Instagramで「ゲーミングライト」と検索してもらうと、たくさん出てくると思うのですが、七色に光らせるというのは、ゲーム好きの間では人気のインテリアなんです。 

鈴木さん
鈴木

いきなり七色といわれても、ピンときませんよね(笑)。 

水野さん
水野

 でも、難しくはありません。LEDテープライトというものが売られていて、5メートルあたり2,000円程度なのでコストもそんなにかからないんです。だから、ぜひやってみたくて、チャレンジさせていただきました。 

鈴木さん
鈴木

 聞くとビックリですが、実際ご覧になって、河西さんはいかがでしたか? 

河西さん
河西

「お、いいね」と思いました(笑)。吸音材の後ろ側に設置することで、派手すぎず、さりげない感じに仕上がったのが成功の秘訣じゃないでしょうか。 

水野さん
水野

和気産業の吸音材、黒い「QonPET(キューオンペット)」との相性が良かったのだと思います。DIYショーの会場を訪れた多くの方が、立ち止まって写真を撮ってくださっていたのはうれしかったですね。 

Z世代ならではのアイデアが満載! 収納の変化を感じたディスプレイ 

鈴木さん
鈴木

今回、新しい商品も開発したんですよね? 

水野さん
水野

はい。穴あきボード専用の『デスククランプ』です。 

穴あきボード専用のデスククランプ
鈴木さん
鈴木

穴あきボードを机などに固定して使える金具ですね。どういう経緯で考えたんですか? 

水野さん
水野

ゲーム好きの自分は、ゲーム機本体もいくつかの種類を持っているので、コントローラーもその数だけあります。形がバラバラなため収納が難しく、これまでは机の上に乱雑に放置していました。 

それを解決するのに、机の横に収納できるスペースがあればいいなぁと思ったんです。 

河西さん
河西

ありそうでなかった商品だって、DIYショーに来られたバイヤーさんやお客さんにも言ってもらっていたよね。 

水野さん
水野

 そうですね。類似品はあるのですが、こだわったのは、インテリアとしてなじむことでした。なるべくシンプルに、ネジだけが見えるよう工夫しました。 

インテリアとしてなじむよう、ネジしか見えないように工夫したデスククランプ
鈴木さん
鈴木

パッと見て使い方がわかるし、説明がなくても誰でも取り付けできそうなのがいいですね。 

水野さん
水野

穴あきボードも、類似品はいろいろありますが、板の厚さや穴の位置はバラバラなのです。今回作ったデスククランプは、和気産業の穴あきボード専用なので、ぜひ組み合わせて使っていただきたいです。 

河西さん
河西

鈴木さん、ヘッドフォンやキーボードが飾ってあるのって、ただオシャレに見せるだけじゃないってわかります? 

ヘッドフォンやキーボードも見せる収納で、かっこよく、取り出しやすく
鈴木さん
鈴木

え? どういうことですか? 

水野さん
水野

ゲームのコントローラーと同じく、ヘッドフォンもキーボードも用途に合わせて使い分けています。自分の場合3つずつくらい持っています。見せる収納にすることで、使いやすくしまいやすいという利点もあるんです。 

鈴木さん
鈴木

へぇ~。なんか収納の考え方や物の持ち方も変化してきているんだなぁと思いますね。 

河西さん
河西

そうなんですよ。われわれ世代は、本、雑誌、CDなどコレクションのようにたくさん並べて飾るのが主流でしたけど、Z世代は違うんですよね。 

鈴木さん
鈴木

確かに(笑)。本もCDも持たない時代ですもんね。「断捨離」という考えも広がりましたし。今回は、水野さんから新しい考え方や価値観も学ばせていただきました。 

▼水野さんの「音楽好き&ゲーム好きの部屋」の全貌をYouTubeでご紹介! 

音楽&ゲーム好きの部屋づくりを通じて、水野さんもDIYの面白さを実感! 

鈴木さん
鈴木

水野さん、今回初めてDIYショーのディスプレイに挑戦してみて、いかがでしたか? 

水野さん
水野

DIYに関してはわからないことだらけですが、実際に「自分の部屋をどうしたいか」という視点で考えると、いろいろアイデアがでてきて、楽しくなりました! 河西さんたちのおかげで、実現もできましたし。 

河西さん
河西

お、頼もしいね。来年もやってみる? 

水野さん
水野

はい、ぜひ! 今回じっくり取り組むことで、「ここに、もっとこんな収納がほしい」「こんなアイテムがあれば、いいのに」といった新たなアイデアも実はすでに浮かんでいるんです。来年は、さらにバージョンアップした「音楽&ゲーム好きの部屋」をお見せすることができるようがんばります! 

鈴木さん
鈴木

よろしくお願いします。楽しみにしていますね!

※この記事の内容は、2022年9月時の取材を元にしています。会社名や登場人物の年齢、役職名などは当時のものになっている場合がありますので、ご了承ください。 

2022.11.14
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