誰もが入りやすい開放感のある展示を目指した「第59回 JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2023」をレポート
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2023
Dec
2023年8月24日(木)~26日(金)に開かれた、第59回 JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2023。和気産業は、さまざまな新商品を、これまでにはない見せ方で多数展示しました。新しい試みもスタートした和気産業のブースを紹介します!
INDEX
壁をなくした開放感のある展示に多くの方が注目!
今回は、自転車を飾れる「ウォリスト-ワン」と、クラウドファンディングで大注目された防犯ベルト「アンブレイカブル」を中心に、自転車をドーンと展示しました。
一方向からだけでなく、全方向から見えるように工夫したため、展示が見やすく、わかりやすいと好評をいただきました。
和気産業恒例「○○の部屋」
2016年にウォリストシリーズが登場し、天井まである大きな収納を体感してもらうために作ったのが「○○の部屋」誕生のきっかけです。
木材の雰囲気を基調としたロック好きの男性をイメージした部屋(左)と、白を基調としたハワイ好きの女性をイメージ(右)した二種類の部屋を作ったところ、大変好評だったため、7年間ずっと部屋を作っています。昨年2022年は、担当者の世代交代もありました。
2023年は「壁をなくした開放感のある展示」を部屋にも採用!
部屋にあるべき壁を取り払うことで、誰もが入りやすい開放感を出すことができました。
小さいサイズの商品は「手に取って見られる」ようディスプレイ
さまざまな商品が並ぶ中、注目が集まったのは、「かゆいところに手が届く」和気産業ならではの新商品です。DIYショーの時点では「参考出品」として、以下の3商品を取り扱いました。
『バス用マグネット物干』
風呂場の天井にマグネットで簡単に付けられ、しかも吸盤付きでしっかり固定できる物干です。合羽のちょい干しなどにも便利。
『磁石がつくボード 』
マグネットは便利だけど、マグネットが使える場所がない…。そんなお悩みに答え、賃貸の壁にもすぐ付けられる磁石がつくボードを開発しました。
『キャスタースリッパ』
昨年発売した「キャスタースリッパ」と「デスククランプ」が試せるコーナー。部屋ではない小さなスペースですが、興味を持ってもらえるようにチラシやいいものマガジンも置いています。
その他、『コーティングスプレー』や『アンブレイカブル』も、手に取ってみられるよう配置し、お客様からも「見やすい」「わかりやすい」とご好評をいただきました。
『コーティングスプレー』
平台において手にとって試せるようにしたため、多くの方が興味を持ってくださいました。
『アンブレイカブル』
ボルトクリッパーでの切断に強い防刃ベルト、アンブレイカブル。バイヤーズデーでは、実際にボトルクリッパーを試した方も多くいらっしゃいました。
「誰もが見やすい展示」「全方向から見て触れる展示」にこだわりました。参考にしたのは、梅田にある蔦谷書店 です。約1,000坪の店内では、書籍のみならず文具や雑貨などを興味の赴くままに手に取ることができ、飽きることなく何時間でも滞在してしまうような場所なのです。
期待通り、多くの方がブースの中に入って商品を自らの手で触り、試し、また撮影するなど、楽しんでいただけたようです。
取り扱いアイテムの多い和気産業のブースに一体感を生んだサインボードのチカラ
和気産業の展示テーマは、昨年に引き続き「DIY makes you HAPPY!」。今回はサインボードを作り、「DIYでみんなハッピーになろう」という気持ちを伝えました。このサインボードを作成したのは、いいものマガジンでもおなじみのデザイナー、つむゴさんです。
また、今回のDIYショーでも数多くの商品を展示したため、どこに何があるのかわかりやすくするため、各コーナーの上部にサインボックスを配置しました。
ホームセンターや100円ショップなど、アイテム数の多いお店で取り入れられている手法ですが、DIYショーのほかのブースでは見かけることがありませんでした。
最初は一般的に見かける旗タイプのサインを考えていましたが、目立ちにくいのではないかという意見から、ボックス形のサインを新しく作ることになりました。ボックス型は市販されているものが見つからなかったので、ブースの設計を担当してくださる会社の方と何度も打ち合わせて、やっとオリジナルのものが完成したのです。
さらに、和気産業のブースに入ってからも箱形のカテゴリーサインが道案内役として大活躍。取り扱いアイテム数が多く、売り場に統一感がでにくい和気産業のブースに、見事な一体感をもたらしてくれる結果となりました。
20代の若手メンバーが中心となり、取り組んだ2つのこと
毎年、DIYショー担当に任命されたメンバーが、試行錯誤しながら展示場を作り上げている和気産業。準備が始まると、みんな通常業務を抱えながらの作業となるので大忙しですが、それさえも楽しんでしまうのが、和気産業の社員たち。
先輩方の姿を見て、お手伝いするのが精一杯だった若手たちも、今回は新たな取り組みにチャレンジしました。
100日後にDIYでたたかう会社員たち
DIYショーのことを多くの方に告知しご来場いただこうと、Instagramを活用しました。若手メンバーが3組に分かれ、それぞれが自由に造作物を作成。お披露目はDIYショーで、その過程をInstagramで発信しました。
最終日は新商品を販売
来場者に新商品を使ってもらう機会を増やすため、最終日には販売を実施。DIYショーのブースでお試しいただき、気に入った商品があれば購入いただくという流れを作ったところ、好評でした。
まとめ
数年間規制が多い中での開催が続いたDIYショー。今年は久しぶりに規制なしの開催となりました。
2023年は「展示」という初心に立ち戻り、「誰もが見やすい展示」を意識しました。通路が広く開放感があるだけでなく、サインボードの工夫で一体感のある展示を実現することができたのは大きな成果だったと思います。
「見て触れることができる」「説明が聞きやすい」そんな展示をバイヤーさんにもお客さまにも喜んでいただけて、本当に良かったです。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!
※この記事の内容は、2023年9月時の取材を元にしています。会社名や登場人物の年齢、役職名などは当時のものになっている場合がありますので、ご了承ください。